こんにちは！
管理人のハルです。
以前にも少し触れましたが、ウイスキーの昔話
今回は日本ウイスキーの歴史について調べてみました。
暇つぶしにどうぞ！
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日本ウイスキーの始まりは今から約100年前の1923年（大正12年）に遡ります。
この年に日本で最初のウイスキーの蒸留所が創設されました。
日本で最初の蒸留所はサントリーの創業者である鳥井信治郎氏が創設した山崎蒸留所が始まりです。
そして山崎蒸留所に製造技師として招いたのが、当時スコットランドで本格的ににウイスキーを学んでいた
ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝氏です。
当時、竹鶴氏は本場スコットランドでウイスキー製造を学び帰国しましたが、
摂津酒造でのウイスキー造りが上手くいかず、中学の化学教師をしていたそうです。
そんな竹鶴氏を鳥井氏が破格の待遇で迎え入れ、山崎蒸留所の初代工場長に任命しました。
そして蒸留所創設から６年後の1929年（昭和４年）に国産ウイスキーの第１号となる
『サントリーウイスキー』（通称：白札）
が発売されました。
日本ウイスキー界では非常に有名な２人から始まったのですね！(^^)
最初に販売されたサントリーウイスキーはあまり受け入れられず、販売も低迷しました。
理由としては当時、模造ウイスキーに慣れてしまった日本人の口にはスモーキーな独特の香りがするスコッチウイスキーが合わなかったためとされています。
それに加え、蒸留所の出資者から出荷を急かされ、竹鶴氏は味の細かい調整をしないまま販売せざる負えない状況だったそうです。
この頃から鳥井氏は竹鶴氏がスコッチウイスキーにこだわり過ぎるのを疑問視していた節があったとのことでした。
※模造ウイスキーとは明治期から作られた外国製の酒精アルコールに砂糖香辛料を加えた調合ウイスキーのこと。
それから少し経った1934年に竹鶴氏は株式会社寿屋（現サントリー）を退社し、自身でのウイスキー造りを決意しました。
同年北海道余市郡で大日本果汁株式会社（後のニッカウヰスキー）を設立します。
ウイスキーを作るための資金造りとして初めにリンゴジュースを販売したそうです。
竹鶴氏はリンゴジュースにもこだわったそうです。
混ぜ物をしない果汁１００％のため、濁ることもあり、誤解した消費者や業者から返品も相次いだのだとか…。
その後1936年からウイスキーの蒸留を開始し、1940年にニッカウヰスキーが販売されました。
ニッカとは大日本果汁の『日』と『果』をとって名付けられたそうです。
ニッカウヰスキーは戦時中は日本軍の兵士に配給される酒を蒸留し、配給品の買い上げによって利益を得ていました。
戦後しばらくは国産ウイスキーは日本人の口にはあまり入らず、アメリカ軍と軍関係者に主に飲まれていたそうです。
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戦後、闇市などで工業用アルコールを使用した粗悪な酒、通称『バクダン』が流通していました。
それに危機感を覚えた鳥井氏が安価で購入できる『トリスウイスキー』の販売を始めました。
昭和３０年代になるとトリスバーやサントリーバーが東京・大阪に続々開店しました。
気軽にウイスキーが楽しめ、ハイボール等が人気を博したそうです。
ここから高度経済成長期になると生活も豊かになり、洋食文化も入ってきたため一般的にウイスキーが浸透していきました。
ちなみにウイスキー水割りも食中酒を楽しむ日本で生まれたスタイルだそうです。
現在国産ウイスキーを作るメーカー（蒸留所）は全部で約１８か所あります。
主な蒸留所
①サントリー・・・山崎蒸留所（大阪府）、白州蒸留所（山梨県）
②サングレイン・・・知多蒸留所（愛知県）
③ニッカウヰスキー・・・余市蒸留所（北海道）、宮城峡蒸留所（宮城県）
④キリンディスラリー・・・富士御殿場蒸留（静岡県）
⑤ベンチャーウイスキー・・・秩父蒸留所（埼玉県）
⑥本坊酒造・・・マルス信州蒸留所（長野県）、マルス津貫蒸留所（鹿児島県）
⑦江井ヶ嶋酒造・・・ホワイトオーク蒸留所（兵庫県）
⑧堅展実業・・・厚岸蒸留所（北海道）
⑨笹の川酒造・・・安積蒸留所（福島県）
⑩若鶴酒造・・・三郎丸蒸留所（富山県）
⑪ガイアフロー・・・ガイアフロー静岡蒸留所（静岡県）
⑫長浜浪漫ビール・・・長濱蒸留所（滋賀県）
⑬宮下酒造・・・岡山蒸留所（岡山県）
⑭中国酒造・・・桜尾蒸留所（広島県）
⑮小正酒造・・・嘉之助蒸留所（鹿児島県）
今後も稼働予定の蒸留所もあり益々増える予定のようです。
どんなウイスキーが出来上がるのでしょうか。非常に楽しみです！(^^)
最近ではドラマやウイスキーのCMなどでウイスキーブームが来ていますね！
私もハイボールを毎日楽しんでいます。
個人的な話にはなりますが、もうすぐ自分の誕生日です（笑）
我が家には誕生日に毎年購入するウイスキーがあります。
価格は３０００円程とウイスキーとしてはさほど高くないものですが、初めて飲んだ時に衝撃を受けてしまい、
もっぱら自分の中での特別なウイスキーになってしまいました！
年に２回程しか飲めないため毎年非常に楽しみにしています！（笑）
皆さんも自分好みの特別なウイスキーを探してみてくださいね！
最後までお読みいただきありがとうございました！
それではまた！