【小ネタ】瓶ビールのサイズについて。大・中・小の違い知っていますか?
ビール瓶のサイズ一覧
瓶ビールのサイズについて簡単に。
サイズ | 容量 |
大瓶 | 633ml |
中瓶 | 500ml |
小瓶 | 334ml |
瓶ビールのサイズが決まったのはいつ?
日本で最初にビール瓶が造られたのは1888年(明治21年)に品川硝子製造所が造ったのが始まりです。
その後、様々なビール瓶が使用されていましたが、1940年(昭和15年)にビールの課税上、容量を明確にする必要が出てきました。
その際に各社から発売されていた瓶ビールを調べたところ、一番大きい容量が643ml、一番容量が小さかったのが3.51合でした。小さいサイズに合わせれば大きい瓶も使用可能なため、3.51合が大瓶サイズとして統一されました。
ちなみに1合=180mlですので、戦後のメートル法の統一により合からmlに単位が変わり、大瓶=633ml、小瓶=334mlとなりました。
1957年(昭和32年)に宝酒造が丁度100円になる容量の500ml瓶ビールを発売しました。
その後、各社でも追随して発売し、中瓶となりました。
ちなみにビール瓶が茶色なのは酸化を防ぐためです。日本酒なんかと同じですね。
瓶ビールと缶ビール
日本では1958年にアサヒビールから初の缶ビール『アサヒゴールド』が発売されました。
当時は瓶ビールが圧倒的なシェアを誇っており、発売当初は缶臭さなどの品質向上の問題もあり、中々普及しなかったそうです。その後缶の内面に合成樹脂でコーティングなどの企業努力により徐々に缶ビールが普及していきました。
その後は冷却が早い、冷蔵庫にしまいやすいなどの理由から家庭では缶ビールが一般的となりました。
おわりに
現在は家庭では缶ビール、冠婚葬祭や居酒屋などでは瓶ビールが一般的なイメージかと思います。
中身のビールはどちらも生ビールであり、味わいの違いはありませんが、シチュエーションによって変えることでより美味しく楽しくビールが楽しめますね!
最後までお読み頂きありがとうございました。
皆さま良いお酒ライフを!