バーボンってなに?スコッチとの違いは?
こんにちは!
ハルです!
皆さんはバーボンについてどれくらい知っていますか?
原料、他のウイスキーとの違い、歴史、飲み方…etc
今回はそんなバーボンについてまとめました!
バーボンとは?
バーボンとはアメリカが発祥のお酒でウイスキーの一種となります。
バーボンという名称はアメリカの独立戦争でアメリカに味方をしてくれたフランスの『ブルボン朝』に由来します。
独立戦争に味方してくれたフランスに感謝を込めて後の大統領となるトーマス・ジェファーソンがケンタッキー州の郡の名称を『バーボン郡』と名付けました。
このことが元々この地方で製造されていたコーン・ウイスキーががバーボン・ウイスキーと呼ばれるきっかけとなりました。
バーボンウイスキーの原料は?
バーボンウイスキーの原料はトウモロコシ・ライ麦・大麦などとなっています。
特にトウモロコシに関しては51%以上使用していなければアメリカではバーボンウイスキーとは認められません。
その他にもバーボンウイスキーとしての定義に
〇新品の内側を焼いたホワイトオーク樽を製造に用いること
〇80%以下の度数で蒸留されていること。
〇熟成のために樽に入れる前のアルコール度数は62.5%以下であること。
〇製品として瓶詰めする場合のアルコール度数は40%以上であること。
といった条件をを満たす必要があります。
日本ではバーボンウイスキーの定義にはこのようなものはありません。
ウイスキー類といった分類となっています。
バーボンウイスキーの歴史
前述しましたが、バーボンウイスキーはアメリカが発祥です。
1789年にエライジャ・クレイグ牧師が造ったのが始まりといわれています。
このエライジャ・クレイグ牧師は『バーボンの父』として知られています。
一説としてバーボンウイスキーが出来た背景として、エライジャ・クレイグが焼けた樽にウイスキーを放置して数年後に開けてみると赤みがかったウイスキーが取れたことがバーボンウイスキーの原型となったといわれています。
なぜ内側が焦げている樽を使用したのか気になりませんか?(笑)
この謎に関してはいくつか説がありますが、
①樽を保管していた倉庫が火事にあって焦げた説
②樽の内側が臭かったから焼いて匂いを消した説
などがあります。
こういった経緯からバーボンウイスキーが誕生しました。
この樽の内側を焦がす手法もバーボンウイスキー独特の香りや風味を生んでいます。
バーボンウイスキーとスコッチウイスキーの違いは?
ウイスキーの世界には世界5大ウイスキーがあります。
バーボンウイスキーや良く聞くスコッチウイスキーもその中の1つです。
ではバーボンウイスキーとスコッチウイスキーの違いはどこにあるのでしょうか?
バーボン | スコッチ | |
原料 | とうもろこし・大麦・ライ麦 | モルトウイスキー:大麦麦芽
グレーンウイスキー:トウモロコシ・小麦・大麦麦芽など |
主な生産国 | アメリカ | スコットランド |
発祥年 | 1789年 | 12~13世紀頃説が有力
文献に登場したのは1494年 |
蒸留方法 | 連続式蒸留器を使用 | 単式蒸留器を使用 |
主なウイスキー | ジムビーム・フォアローゼズなど | マッカラン・グレンリベットなど |
となっています。参考までに!!
バーボンとスコッチはウイスキーのスペルが違う!?
ウイスキーのスペルは実は2つあるのをご存じでしたか?
1つはスコッチウイスキーなどに用いられる『whisky』であるのに対し、
バーボンはウイスキーのスペルが『whiskey』となっています。
ウイスキーのスペルが2つになった要因としてはウイスキーの発祥地であるスコットランドとアイルランドの対立説が有力です。
お互いのウイスキーを差別化するためにスコットランドは『whisky』、アイルランドは『whiskey』と表記したといわれています。
アメリカのバーボンウイスキーのスペルが『whiskey』であるのには、アイルランド出身者が多かったためと言われています。
ちなみに日本はスコットランドからウイスキーを学んだため、『whisky』のスペルトなっています。
おわりに
今回はバーボンウイスキーについてまとめてみました。
ウイスキーの歴史や謎を知ることでもまたお酒の楽しみ方が変わってきます。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました!!
それではまた!!