【ビールの歴史】ビールの歴史は5000年!?ビールの起源を調べてみました。




Pocket

ビールを作ったのは一体誰?

第1回目の投稿はビールの起源について書いていきたいと思います。

「そもそもビールはいつだれが造ったのが始まりか?」

この疑問は誰もが1度は考えたことがあるのではないでしょうか?

私は常々最初に何かしら美味しいものを開発した人は天才だと思っております。

結論から書くと、どうやらビールは古代メソポタミアに住んでいたシュメール人に起源があるようです。

さらに深堀してみました。

ビールの起源って?~古代メソポタミア~

まず初めに古代メソポタミアについて復習しておきましょう。

私もそうですが、古代メソポタミアは中学校の教科書でしか聞いたことがない人がほとんどなのではないでしょうか。

古代メソポタミアは現在イラクの一部のチグリス川とユーフラテス川の間にある平野で栄えた世界最古の文明といわれています。

紀元前約6000年前に古代メソポタミアにて小規模の定住農耕が始まったとされています。

そこでは主に小麦や大麦を栽培していたそうです。

その後、徐々に定住農耕が盛んとなり、紀元前3500年前にシュメール人による都市国家が形成されていきました。

そして紀元前3000年前(約5000年前)にシュメール人によって残された粘土板である

モニュマン・ブルー(醸造の記念碑)

にビールの記録が残っているそうです。

いやいや5000年前って。と思いますが、これを信じるとなると、

『5000年前に古代メソポタミアのシュメール人ビールを最初に作った』

ということになります。そもそも古代の粘土板なんて見ても読めないし(笑)

様々調べてみましたが、とにかく巷ではビールの起源は5000年前が通説となっているようです。

ところで話は変わりますが、皆さまシュメール人はご存じですか?

今回調べるまであまり聞きなじみのないものでした。

こちらも少し調べてみましたので参考までに。

シュメール人って?

シュメール人とはメソポタミア文明を築いた人類とされ、どこから来たのか?等未だ謎に包まれている民族だそうです。天文学をはじめ、様々なものを発達させたことから宇宙人説もあるとかないとか。

シュメール人は楔形文字を発明し、粘土板に記録を残したとされています。

また、数学や文学・医療も発展させたともいわれています。

ここまで文明を発展させた民族であるとビールが出来たのも少し納得できますね。

しかしながらビールの起源が5000年前というのが通説とされていますが、

そもそも現代のような知識や技術、製造工場などがない中で如何にしてビール誕生(製造)させたのか?

調べてみると、ビールが誕生したきっかけがあったようです。

古代ビールの誕生秘話

ビールの誕生について調べて分かったことを分かりやすくまとめると、

①栽培した麦を粉にしてパンやパンをお粥にして食べていた。

(当時のパンはバッピルと呼ばれていた。)

②お粥にしていたパンがいつの間にか発酵していた。(忘れてた?)

③発酵したものを飲んで(食べて)みた!

④おいしい!なんだか楽しくなってきた!

となったのが始まりとされています。(諸説あります)

このバッピルというパンは持ち運びに便利で、

遠出した際に水と混ぜてビールにして安全に飲めたそうです。

様々な偶然が重なった結果、今のビールの土台が出来上がったんですね。

その後のシュメール人によるビールの作り方の記録には、

①小麦を発芽させて麦芽を作る。

②麦芽を粉にして焼き、バッピルを作る。

③バッピルを砕いて水と混ぜ合わせる。

④固形物を取り除いた液体を自然発酵させてビールの完成!

となっています。

最初に試しに飲んでみた人の勇気がすごいです。

改めて最初に試す人の勇敢さに脱帽です。

なんでもそうですが、初めに試す人がいて様々なものへと進化していくのですね!

ちなみに補足ですが、

当時ここで飲まれていたビールはシカルと呼ばれ、神様へのお供え物やお金として扱われていたり、

薬草やハチミツを混ぜて飲むエナジードリンク的な用途もあったそうです。

古代のビールの用途は様々だったんですね。

現代でもエナジードリンクとして飲んでいる人はいますが(^^)

そしてシュメール人の後に栄えた古代バビロニアには、

なんとビアホールがあったそうです!

どんなビアホールだったのでしょうか?妄想が膨らみます(笑)

そんな古代バビロニアについても少し補足しておきます。

古代バビロニア文明

シュメール人の後、紀元前1800頃に栄えたとされるバビロニア文明

そこには前述したとおりビアホールがあったそうです。

バビロニアでも同じくビールを作って飲んでいましたが、当時のビールには不純物が多く、ストローを使用して不純物を取り除きながら飲んでいたそうです。この時のビールは薬草など混ぜていたため非常に苦かったそうです。

余談になりますがストローは英語でSTRAW:藁という意味です。

ストローの歴史もここから始まったとされています。

ビールとストローが繋がっていたとは・・・。

バビロニア文明でもビールは神聖なものとしても扱われていたそうで、

『目には目を歯には歯を』

で有名なかのハンムラビ法典にもビールの取り扱いについて記述が残されているそうです。

そこには、

〇ビール代金をお金で受け東野は禁止、穀物での物々交換が原則

〇ビールを水で薄めるの禁止、少なく注ぐの禁止

これを破ったら水責め!

他にも

〇尼僧はビアホール禁止、経営も禁止

これを破ったら火あぶり

など細かく決まりがあったそうです。水責めとか火あぶりとか恐ろしい・・・。

それだけビールは貴重なものとして扱われていたのかもしれません。

 

まとめ

〇ビールの起源は古代メソポタミアのシュメール人!ビールの歴史5000年!

〇当時のビールは神様のお供え物や栄養ドリンク的な役割もしていた!

〇バビロニア文明にはすでにビアホールが存在していた!

 

終わりに

いかがでしたでしょうか?

少しでも暇つぶしになれば幸いです。

調べていると次々に疑問が浮かんできてしまい、どんどん深みにハマってしまします…。

次回はビールの起源の続きで、

古代エジプトについて調べていきたいと思います。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

それではまた!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です