ちゃんぽんすると悪酔いするって本当?お酒を混ぜると酔いやすくなる理由を解説

お酒のこと

「ビールの次に日本酒を飲んだから、今日は悪酔いしそう」

「いろんな種類のお酒を飲むと、二日酔いがひどくなる」

お酒好きなら、一度はこんな話を聞いたことがあるのではないでしょうか。

いわゆる「ちゃんぽんすると悪酔いする」という話です。

ビール、日本酒、ワイン、焼酎、ウイスキー…。

飲み会では、最初はビールだったのに、途中から日本酒や焼酎に変わることも珍しくありません。

では、本当にお酒を混ぜて飲むことが悪酔いの原因になるのでしょうか?

結論からいうと、単純に「違う種類のお酒を飲んだから悪酔いする」とは言い切れません。

むしろ重要なのは、何種類飲んだかよりも、最終的にどれくらいのアルコールを飲んだかです。




「ちゃんぽんすると悪酔いする」は本当?

実は、ちゃんぽんそのものが悪酔いの直接的な原因になるという科学的な根拠は強くありません。

米国立アルコール乱用・アルコール依存症研究所(NIAAA)も、ビール、ワイン、蒸留酒などの種類や飲む順番にかかわらず、一般的には飲んだアルコール量が多いほど二日酔いがひどくなると説明しています。

つまり、

「ビール→日本酒→焼酎」

と飲んだから悪酔いしたというより、

「いろいろ飲んでいるうちに、気づいたら飲酒量が増えていた」

というケースのほうが、実際には問題になりやすいわけです。

なぜ「ちゃんぽんすると悪酔いする」と言われるの?

では、なぜこんな話が昔から広まっているのでしょうか。

大きな理由のひとつは、ちゃんぽんすると飲む量が増えやすいからです。

例えば、

最初はビールを1杯。

その後、日本酒を2杯。

さらに焼酎を数杯。

最後にハイボール……。

こうなると、「何杯飲んだか」が分かりにくくなります。

しかも、お酒によってアルコール度数や1杯あたりの量が違います。

そのため、本人が思っている以上にアルコールを摂取していることがあります。

NIAAAも、飲み物の種類やグラスの大きさによって、実際に含まれるアルコール量には大きな違いがあるため、飲酒量を過小評価しやすいとしています。




「1杯」は全部同じではない

ここが、ちゃんぽんを考えるうえで意外と重要なポイントです。

例えば、一般的な目安として、

  • ビール:約5%
  • ワイン:約12%
  • 日本酒:約15%
  • ウイスキー:約40%

など、アルコール度数は大きく異なります。

さらに、同じ「1杯」でも、グラスやジョッキの大きさによって中身の量は変わります。

つまり、

「ビール1杯」と「日本酒1杯」は、同じ量のアルコールとは限りません。

お酒の種類を変えることで、アルコール摂取量を把握しにくくなることがあります。

ちゃんぽんすると「酔った」と感じやすい理由

ちゃんぽんには、もうひとつ落とし穴があります。

それは、飲むペースが変わりやすいことです。

例えばビールを飲んでいたところから日本酒に変わると、料理との組み合わせや飲み方も変わります。

さらに「次はこれを飲もう」と種類を変えているうちに、時間を忘れて飲み続けてしまうこともあります。

結果として、

お酒の種類が増える

飲むペースや量が分かりにくくなる

気づかないうちにアルコール量が増える

酔いやすくなる・翌日に残りやすくなる

という流れが起こりやすくなります。

「ちゃんぽんだから悪酔いした」というより、ちゃんぽんをきっかけに飲みすぎてしまったということも二日酔いの原因の1つと言えるかもしれません。


二日酔いの原因は「お酒の順番」ではない

「ビールから日本酒に変えたから二日酔いになった」

「日本酒のあとにビールを飲んだから翌朝つらかった」

そんな経験がある人もいると思います。

しかし、二日酔いに大きく関係するのは、基本的に摂取したアルコールそのものです。

NIAAAによると、二日酔いには疲労感、喉の渇き、頭痛、吐き気、胃の不快感などさまざまな症状があり、飲酒量が多いほど起こりやすくなります。

また、アルコール飲料に含まれる「コンジナー」と呼ばれる発酵などで生じる成分が、二日酔いの症状に影響する可能性もあります。

そのため、単純に「ちゃんぽん=悪酔い」と考えるのは少し違います。

じゃあ、ちゃんぽんしても大丈夫?

「ちゃんぽんが原因じゃないなら、好きなだけ飲んでもいい」

という話ではありません。

ここは注意が必要です。

大切なのは、お酒の種類ではなく、飲む量とペースです。

特にアルコール度数の高いお酒は、少ない量でも多くのアルコールを含む場合があります。

例えば40%程度の蒸留酒は、ビールなどと比べてアルコール度数がかなり高いため、「少ししか飲んでいない」と感じても、実際には相当量のアルコールを摂取していることがあります。

大人のお酒の楽しみ方は「種類」より「量」

ちゃんぽんを避けることだけを意識するより、

「今日はどれくらい飲んだのか」

を意識するほうが大切です。

例えば、

  • 度数を確認する
  • 大きなグラスを何杯も重ねない
  • 水やノンアルコール飲料も挟む
  • 飲むペースを落とす
  • 高アルコールのお酒を続けて飲まない

といった工夫ができます。




まとめ

「ちゃんぽんすると悪酔いする」という話は、お酒好きの間では昔からよく知られています。

しかし、お酒を混ぜたこと自体が悪酔いの直接的な原因とは限りません。

むしろ重要なのは、

何種類飲んだかではなく、どれくらいのアルコールを飲んだか。

ちゃんぽんすると、お酒の種類や度数が変わることで飲酒量を把握しにくくなり、結果的に飲みすぎてしまうことがあります。

「ビールの次に日本酒を飲んだから悪酔いした」のではなく、

「気づいたら飲みすぎていた」

という可能性もあるわけです。

次の飲み会では、「ちゃんぽんしないようにしよう」と考えるだけでなく、

「今日はどれくらい飲んでいるかな?」

と少し意識してみる。

それだけでも、お酒との付き合い方がちょっと変わるかもしれませんね!

最後までお読みいただきありがとうございました!

それではまた!

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